【カヌー】東京オリンピックに向けて前を向く カヌートップアスリート當銘孝仁選手(三条市スポーツ協会)

「三条つなぐプロジェクト」で支援を募る

東京オリンピック出場を目指すカヌースプリント日本代表の當銘孝仁選手(三条市スポーツ協会)は、五輪が1年延期となったため活動資金が不足。三条市などが新型ウイルスの困難を乗り越えて明日を切り拓こうと起ち上げた「三条つなぐプロジェクト」で支援を募っている。

カヌースプリント・カナディアン競技の當銘孝仁(とうめたかのり・27)選手は高校時代はインターハイチャンピオン、大学時代はインカレチャンピオンとして活躍。大学卒業後は三条市スポーツ協会に所属、ワールドカップやアジア大会で決勝に進出する実績を持つカヌーのトップアスリート。東京オリンピックに向けては、日本代表として大陸予選を兼ねたアジア選手権大会(2020年3月/タイ・パタヤ)での日本の出場枠獲得を目指していたが、新型ウイルスの影響で大会は中止となり、東京オリンピックは来夏に延期となった。

「三条つなぐプロジェクト」等の宣材写真撮影のため、7月中旬に帰条した當銘選手に話を聞いた。

當銘孝仁選手

當銘孝仁選手

當銘選手は石川県小松市・木場潟カヌー競技場で6月から9月まで約3ヶ月の代表合宿中。経費節約のためJR在来線を乗り継いで帰条した。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の延期を知ったのは、アジア選手権大会の直前合宿を行っていたポルトガル。思うようにコンディションが調っていなかったので「ラッキーだと思った」(當銘選手)。

延期になってもオリンピックを目指す気持ちは変わらず「メダルを獲りたい」という気持ちは強くなっていった。
ポルトガルでの直前合宿は「世界一」の中国チームとの合同合宿。実際に並んで漕いで「(艇が)どれだけ進んでいるのか」「進んでいる艇の感覚は?」と技術面を特によく観察、テクニカルな面の課題を掴んだ。

新型ウイルスの影響はステイホームで満足なトレーニングができないだけではなかった。もともと厳しかった活動費を東京五輪が延期となった1年分を更に捻出しなければならなくなった。三条市スポーツ協会事務局長の岩瀬晶伍さんは、どうしても行かなければいけない遠征や海外への出入国時の2週間の隔離にかかる費用など「いままでよりお金がかかってくる部分がどうしてもでてくる」ので「當銘選手を三条市からオリンピック選手に押し上げていくために」と三条市に相談をして「三条つなぐプロジェクト」で支援を募るプロジェクトを立ち上げた。

プロジェクトの目標金額は6,000,000円。第1期分として12月末までの募集が3,000,000円。
得られた支援は活動費や競技備品に使う。
個人サポート枠には 3,000円コースと 5,000円コースがありそれぞれプレゼントがもらえる。
法人サポート枠は、30,000円以上のフリーコースと広告コース(30,000円と50,000円の2コース)を設けた。リターンとして今後開設する當銘選手の公式ウェブサイトにバナーの掲載やSNSでの報告などを行う。

7月31日現在の支援は5,000円で達成率は0.2%。7月28日から始まって4日間の集計では致し方がないところ。第1期分プロジェクト終了は12月末。まだ5ヶ月間あるので多くの支援を期待している。

パドルスポーツの普及も目指す三条市スポーツ協会では、新潟県三条市の下田地域は日本有数のアウトドアスポーツの拠点となりえる可能性を秘めているとし、自然とスポーツ、そして人たちが共創しあえる関係性を創出するためにシンボルとなる地元アスリートが絶対的に必要だとして、當銘選手の支援を通してその可能性を一緒に実現して欲しいと訴えている。

支援は「三条つなぐプロジェクト」のウェブサイト(外部リンク)の【410_三条スポーツ協会】のページ(外部リンク)から受け付けている。
問い合わせは一般社団法人三条市スポーツ協会事務局(三条市栄体育館内)電話0256-45-1150(担当:岩瀬・本田さん)まで。

當銘選手は今後、9月のワールドカップ(ハンガリー・セゲド)に出場を予定、11月に石川県・木場潟、12月にタイ、1月からハワイで2ヶ月の代表合宿が続く。3月にはアジア選手権大会(調整中)で出場枠獲得を目指す。
オリンピックに出場して「メダルを獲りたい」、「もちろん金メダルがいいが、何色でもいい」と東京に向けて前を向く。
プロジェクトの支援者には「支援が大きいほどより良い合宿ができ、結果につながり、オリンピックでの活躍やメダルにもつながる。そのための協力をお願いしたい」と話した。

宣材写真撮影の様子

2020年7月18日(新潟市)


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