【ボクシング】『カッコイイ中年になりたい』 黙々と自分の体と向き合う1時間

全日本新人王や最優秀選手賞(MVP)に輝いた三条市出身の元プロボクサーが指導するボクシングクラスが新潟県三条市のジムで行われ、40歳代の男性達がリングでミットやサンドバッグを黙々と打ち込んでいた。

ボクシングクラスは三条市出身で日本スーパーバンタム級の元プロボクサー小林秀徳(42歳)さんが2012年から月1回、JMNスポーツクラブ(三条市本成寺2-1-7)で開催しているもの。現役時代のトレーニングをもとに、ダイエットに効く簡単なボクシングトレーニング「ダイエットBoxing」や基本的な練習を体験する「ビギナーBoxing」、基本練習とレベルに合わさせた練習を行う「Boxing」などのクラスがある。不定期で実施している、女性限定の体験クラス「ガールズファイトクラス」や無理せず、体力に合わせて気持ちよく動く「オッサンファイトクラス」も実施している。

6月28日、「coba gym 6月のツキイチクラス」の「ビギナーBoxing」クラスには40歳代の男性4人が参加した。これまでも何回か参加経験のある4人は時間になるとリングにあがりトレーニング開始。最初はゆっくりと四角いリングの中をかかとをあげたり、腿が水平になるくらいに膝を上げたりいろいろな動きをしながらウォーキング。次は、ボクシングといえば定番の縄跳びをエアで。続いては仰向けに寝た状態から上体を8秒でゆっくり起こし、4秒で仰向け状態に戻る腹筋。四つん這いで左手・右足をあげてお腹の方に引きつける背筋をおこなった。

クラスが始まった頃から参加している小林さんの同級生の男性は、この腹筋のやり方を「いままで小中高とやってきた反動をつけた腹筋とは全然違う」、「本当の腹筋を鍛えられている」と話した。

ジャブ・ストレート・ワンツーの基本的なパンチの打ち方の練習をすると参加者からは「きついですね」「腕がパンパン」と声が漏れる。いよいよグローブを着けてのミット打ち。小林さんがミットを構え、一人づつ指導。「ジャブ」と右手を出したら、右手のミットにジャブを、「ストレート」と左手を出したら右ストレートを、「ワン・ツー」と言ったら右ストレート、左ストレートをミットに3分間、打ち込んでいた。

新型ウイルスの感染拡大でジムにも県からの休業要請があり、いつも参加している同級生の男性も3〜4ヶ月ぶり位のボクシングトレーニング。いつもは1時間半のクラスに参加していて、この日の1時間のクラスは「楽勝」だと思っていたが「体が動かない」。ボクシングは「同級生の元プロボクサーが教えているというので入門しやすくて。格闘技が大好きでこの機会に」ということではじめた。ダイエットの目的もあるが「いろんなところの筋肉がついてきたり、力強くなっている」と感じていて、同年代の人達と比べても「中年太りはしていない」し、筋肉をつけて「カッコイイ中年になりたい」と、汗を滴らせながら取材に答えてくれた。

ボクシングのトレーニングは常に3分を計りながら、3分やって1分休むリズムで行う。普通に走るよりは心拍数を上げたり筋力アップしたりできる「脂肪を燃やしやすい」インターバルトレーニング。自分の体と対話をするように筋肉の動かし方、力のいれ方を自分で見つける作業を行うことで、体を見つめ直すことができる時間となりそうだ。

小林さんは2000年に全日本新人王と最優秀選手賞(MVP)に輝き、期待されながらも目を負傷。治療とリハビリの後、約4年半のブランクを経てカムバック、2007年に日本S.バンタム級王座に挑戦。2008年に引退し三条に戻り、いずれはボクシングジムを立ち上げプロを育てたいという夢をもちながら月1回程度、ボクシングを取り入れたトレーニング指導を行っている。新人王をとった時のラスベガス研修旅行の経験で、海外ではスポーツジムに普通にサンドバックとか置いてあって、おじさんとかが普通にサンドバックを叩いているのを見て「ボクシングが野球やサッカーとかと同じように気軽に楽しんでもらえるスポーツになって欲しい」(小林さん)と願う。

次回の「coba gym」は7月19日の予定。男女・経験・年齢不問。全く初めての人でも、女性でも、小学生とかもっと小さい子でも、高齢者でも参加できる。レッスン参加費は1,000円。初参加者は500円。動きやすい服装で内履き、軍手、タオル、マスク、水分補給のドリンクを持参する。
詳しい予定は「小林秀徳」さんのFacebook(外部リンク)で確認できる。参加申し込み、問い合わせもFacebookから。

ビギナーBoxingクラスの様子

2020年6月28日(JMNスポーツクラブ)

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