【空手】相手の攻撃を耐え切った外山慶人選手(大崎小6年)が優勝

沖縄剛柔會武道祭 in NIIGATA

第10回チャレンジバウト北日本少年少女空手道選手権

空手道沖縄剛柔會(渡邊洋司郎筆頭師範)主催の「沖縄剛柔會 武道祭 in NIIGATA」が開催され、6年生のトーナメント戦では相手の攻撃を耐え切った外山慶人選手(大崎小6年)が優勝した。世界チャンピオンと日本チャンピオンによる演武も行われた。

11月30日、新潟県三条市の下田体育館で「沖縄剛柔會 武道祭 in NIIGATA」が開催された。心優会館館長見習いの渡邊毅巳(たけし)さんが代表(渡邊代表)を務める三条市のスポーツ少年団空手道心優会館渡邊道場が主管。3月の東北大会を勝ち抜いた心優会館の6年生4名が出場予定だった10月の全日本空手道選手権が台風19号のため中止となり、その代替企画として「沖縄剛柔會武道祭」を開催した。心優会館の小・中学生20名が出場して、第10回チャレンジバウト北日本少年少女空手道選手権や試割りコンテスト、世界チャンピオン渡邊代表による琉球ヌンチャク演武、日本チャンピオン神子島剛男(よしお)コーチが糸東流トマリバッサイの形を演武した。

開会式で渡邊代表が、気管支炎のため欠席となった「沖縄空手界の大ボスのひとり」渡邊筆頭師範から「沖縄空手というのは戦の場で使われた格闘技。逃げる、隠れるという戦いかたではなく、とにかく相手をぶっ倒す!絶対、倒す!そういう戦いをみせて欲しい」と咳き込みながら話していたと紹介。朝比奈怜央、佐藤駿亮、有本武生(むう)の3選手が「押忍。我々選手一同は、沖縄空手の伝統を守り、強い気持ちと感謝を胸に全力を尽くして戦い抜くことを誓います。押忍」と選手宣誓をした。

チャレンジバウトでは小学6年生のトーナメント戦、3年・4年・5年生のワンマッチを、顔面パンチを含めた直接打撃に投げ技を認めた着衣総合ルールで行った。
6年生トーナメントには選手4人が出場。心優会館の選手だけという「内輪の大会」(渡邊代表)ながら、東北大会で準優勝、3位、ベスト8の実力者が揃っている。
優勝した外山慶人選手(大崎小6年)の試合は準決勝、決勝とも2分の本戦では勝負が決まらず1分の延長を4回繰り返した。ほとんど止まることなく打突、蹴擊を繰り出す相手の攻撃に耐えて誕生日判定で勝利した。体の鍛錬を積んで相手の攻撃に耐え、倒されずに粘り切って相手の消耗を待つというのも「古式空手沖縄剛柔會」の一つの闘い方。大会後に渡邊代表は「選手達の気迫は凄まじかった」と評した。
5年生のワンマッチは男子対女子の対戦。「体力差があって一番心配な試合」(渡邊代表)だったが石月すみれ選手(嵐南小5年)が見事な右上段回し蹴りで技ありを取り、ハンデでもらっていた技ありと併せて一本勝ちをした。

空手ワールドカップ軽量級優勝の世界チャンピオン渡邊代表は「チンクチーを掛ける」と呼ばれる古式空手独特の身体操作ができないと使えない琉球ヌンチャクを演武。
全日本空手道選手権大会形部門優勝の日本チャンピオン神子島コーチは近代のトマリバッサイとはちょっと違う「糸東流トマリバッサイ」の形を演武した。

大会結果

大会の結果は以下の通り。

第10回チャレンジバウト北日本少年少女空手道選手権結果
小学6年生男子トーナメント
優勝 外山慶人 大崎小6年
準優勝 佐藤駿亮 大崎小6年
3位 朝比奈怜央 一ノ木戸小6年
3位 金井柾実 大崎小6年
ワンマッチ勝利者
5年生 石月すみれ 嵐南小5年
4年生 町田智陽 嵐南小4年
3年生 石月ひばり 嵐南小3年
試割りコンテスト
最優秀賞 有本武生 一ノ木戸小4年生
審査員特別賞 金井椎弥 大崎小3年

スポーツ少年団の心優会館は「日本一ぬるい道場」を目指す道場。週1回の練習も「楽しさを追求していったほうが勝てる」と笑いながら楽しく、運動能力を上げるための練習を主に行い、「空手の練習」はごくわずか。それでも全国大会で優勝するなど結果をだしている。普段は楽しく駆け回っているが、いざ試合となると「絶対倒す!」という気迫をだす。
指導者の話は真剣に聞き、試合中に乱れたマットを率先して直したり、以前行われた講習会では履き散らかされたトイレのサンダルをきれいに並べたりする子供がいたり、心が整っていると感じさせてくれる。

[訂正]
渡邊毅巳さんの肩書きを間違えておりました。
お詫びして訂正いたします。(Fun-Spo)

沖縄剛柔會武道祭の様子

2019年11月30日(三条市下田体育館)


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