【スキー】世界ランキング8位 ワールドカップで表彰台が目標

SNOW JAPAN『須貝 龍』

フリースタイルスキーのスキークロス種目で北京オリンピックを目指す須貝龍選手(27)=チームクレブ=が種目転向後2年目のシーズンを前に、新潟県三条市で活動報告会を開いた。

須貝龍(すがいりょう)選手は新潟県胎内市出身で三条市在住。アルペンスキーのスピード系種目でFISワールドカップ(WC)など世界トップレベルのヨーロッパで活躍していたが、オリンピック出場を目指し2018-19シーズンからはスキークロス(SX)に種目を変更。北京五輪に向けて順調にステップアップをしている。

転向後1年目の18-19シーズンでは、11月のピッツタール(オーストリア)のヨーロッパカップ(EC)で10位となりFISポイント130ポイントを獲得、WC出場の権利をとり2月からドイツのWCに参戦、4レースに出場しランキングを38位まであげ、WCドイツ戦で15位、ロシア戦で16位という結果をだした。

SAJ(全日本スキー連盟)日本代表チーム「スノージャパン(SNOW JAPAN)」の須貝選手はA指定の強化指定選手。A指定は世界ランキング40位以内でSXの日本チームでは最上位となる。

2019-20シーズンに向けて9月19日から1ヶ月のスイス遠征に出発する直前の9月16日、午後6時半から三条東公民館で行われた活動報告会では須貝龍SANJO応援団(太田英夫団長)のメンバー20人ほどが集まり、今シーズンの目標や課題などの活動報告を聞いた。

須貝選手はSX挑戦の最初の年に北京オリンピックに向けての4年計画をたて、1年目の18-19シーズンでは、SAJのA指定を受けるためにWC世界ランキング40位以内としていた目標をクリア。2年目の19-20シーズンは同8位としている目標に向けて、オフシーズンの夏に体力面を強化。SAJが出場の条件としているウエイトトレーニング基本3種目「ビッグ3」、ベンチプレス、バックスクワット、デットリフトで129kg、205kg、210kgをあげてクリア。これは平昌五輪のSX金メダリストと同程度の重さで、まずは体力面のハンデをなくした。

技術面の課題は、ジャンプでのランディングを合わせる技術とジャンプまたはウェーブの抑え込むタイミングの2点。この技術を習得できると、シーズンを通して安定した戦いができ、8位の目標達成がみえてくる。

19-20シーズンはWC14戦に出場予定。9月19日から1ヶ月のスイス遠征、11月のヨーロッパ遠征では今シーズンの開幕戦となるEC(11/24、ピッツタール)、WC6戦(フランス、オーストリア、スイス、イタリア)を戦い、1月にカナダ、スェーデン、フランス、ドイツでのWC、国内合宿を経て2月にロシアと中国でのWCを転戦する。中国の会場は北京五輪と同じ会場での開催。WC全戦まわるのは今年はじめてとなるが、どういった会場なのか経験しながらのシーズンで、2月のドイツ、ロシア、中国の大会で表彰台を目指す。ここまでのWC14戦の結果で上位32選手に入っていればスイスの最終戦に出場してシーズンを終わる。

9月から次世代アスリート支援事業による支援でワックスのサービスマンが帯同できることになり、これまで以上にいい成績が期待できる。
SXの大会では決勝までに4回滑るがレースとレースの間の時間ががすごく短く、これまでは板の手入れが時間的に不可能だったが、サービスマンがスキー板の準備をしてくれるようになるので万全の状態でレースに臨めることになる。

須貝選手からの報告が終わったあとには、グローブ、帽子、パーカー、タンブラー、水筒、弁当箱などが全員にプレゼントされるジャンケン大会で盛り上がり、記念撮影をして1時間ほどで報告会を終わった。

報告会後の取材で須貝選手は、SXの代表チーム最上位のA指定になったことにより自身の課題に対するトレーニングが優先的に行える環境になったこと、課題にあげた技術面2点は「今シーズン中にはできると思っている」とし、結果として成績の安定につながりシーズン終盤での表彰台もみえてくるとした。
トレーニングランで単独で滑った時のタイムはベスト5以内だが、レースの時には同じようには滑られない。2つの技術がうまくできると予選タイムの順位がそのままレースの順位になるための技術だと、課題を分析した。

目指す北京オリンピックについては「北京オリンピックで金メダルをとると前から言ってきたが、それが今回の練習環境のサポート面だったり、この夏のトレーニングの成果をみて、いっそう現実味を帯びてきたと自分に期待をしている部分が大きい。このまま怪我をせずにオリンピックイヤーを迎えてオリンピックの舞台に立って金メダル取れるんじゃないか」と手応えを語った。

報告会の様子

2019年9月14日(三条東公民館)


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