【カヌー】東京オリンピックを狙う3人が揃って出社

4月1日、カヌースプリント日本代表候補の當銘孝仁、高橋駿哉選手、カヌースラロームの佐伯雄太郎選手が辞令交付式出席のため来条、一般社団法人三条市スポーツ協会(野崎勝康会長)に出社した。

三選手は新潟県スポーツ協会から三条市スポーツ協会に出向して、カヌー育成指導員として勤務するかたわら、カヌー競技のトップアスリートとして世界大会や日本選手権、国体などに出場して活躍している。もちろん東京オリンピックも目指していて、熾烈な代表争いを繰り広げているところ。この一年が東京五輪に向けて正念場となる三選手に話を聞いた。(以下、敬称略)

當銘孝仁(26・とうめたかのり)、高橋駿哉(22・たかはししゅんや)は3月25日〜31日、香川県・府中湖カヌー競技場で行われたカヌースプリント海外派遣選手最終選考会を終えたばかり。

當銘はこれまでワールドカップ(WC)やアジア大会で決勝に進出する実績を持ち、海外派遣最終選考会(3月29日)のカナディアンペア(C-2)1000mで優勝、カナディアンシングル(C-1)1000mで3位となり代表候補になった。
4月4日からの代表候補合宿(石川県・木場潟カヌー競技場)中に行われる最終記録会で基準タイムをクリアすれば代表が決まる。条件が良ければタイム突破は問題ないが、タイム測定には気象条件は考慮されないため當銘は「状況が悪ければ世界チャンピオンでも(タイムは)きれない」と自然の中での競技の難しさを懸念している。
代表入りを決めた後の海外遠征3戦のうち、シニア世界選手権大会(ハンガリー セゲド 8月21日〜25日)はオリンピック予選となる大会で、ここでオリンピック出場枠を獲得すれば五輪代表が内定する。

高橋は分水高校OBで燕市出身。この春、大正大学を卒業したばかりで4月1日が初出勤。スーツ姿が初々しい。
2018カヌースプリントU23世界選手権大会日本代表で、種目はカヤックシングル(K-1)。昨年の全日本選手権500mで6位、福井国体500m、200mでともに8位入賞している。
海外派遣選手最終選考会では、500mで7位、200m B決勝2位(総合11位)で「代表を目指してやってきたんでメダルに絡みたかった」(高橋)。それでも代表候補入りを果たし、當銘とともに4月4日からの代表候補合宿に参加する権利は得た。「基準タイムは切れる可能性はある。厳しいですが、がんばります!」と代表入りを目指す。

カヌースラローム・カヤックシングル(K-1)の佐伯雄太郎(25・さえきゆうたろう)は昨年は代表入りを逃し雪辱を期す。
東京オリンピック代表選考対象レースは、WCの2レース(スロバキア、スロベニア、6月)と世界選手権(スペイン、9月)、NHK杯(東京、10月)の4レース。この4レースに出場するためには日本代表入りが必須。
その日本代表を選考する大会が4月20日、21日に阿武川カヌー競技場(山口県)で開催される2019ジャパンカップ第2戦と2019ナショナルチーム最終選考会。
ここで3枠の代表切符を目指す佐伯は、12月には大会会場のコースで1ヶ月の合宿、その後オーストラリア、再び山口で合宿をしてそのまま三条へ入った。「ここ何年かで1番調子がいい、体も動くしタイムもでる」と自信を見せる。「日本代表に必ず入る」、「(代表入り後の)WCに出場した際は全部ファイナル(10名で争う決勝)を狙う」と宣言。直近のジャパンカップ第1戦(富山県 4月6・7日)で結果をだして代表選考レースに臨む。

 


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