【スキー】2018/19シーズンは優勝3回 表彰台は8回

SNOW JAPAN『須貝 龍』

初めてのワールドカップ参戦に手応え

フリースタイルスキーのスキークロス種目で北京オリンピックを目指す須貝龍選手(27)=チームクレブ=が転向後1年目のシーズンを終えて帰国、活動報告会を開いた。

須貝龍選手

須貝龍(すがいりょう)選手は胎内市出身、三条市在住。昨シーズンまでアルペンスキーのスピード系種目でFISワールドカップ(WC)など世界トップレベルのヨーロッパで活躍、2018-19シーズンからはスキークロス(SX)に種目を変更し北京オリンピックを目指している。

須貝龍SANJO応援団(太田英夫団長)は帰国した須貝選手を迎えて、3月24日午後6時から三条東公民館で活動報告会を開き、集まった20人ほどの会員が転向1年目のシーズンの活動報告を聞いた。
太田団長は、須貝選手が11月に行われたピッツタール(オーストリア)のヨーロッパカップ(EC)で10位となりFISポイント130ポイントを獲得、今期目標にしていたワールドカップ(W杯)の権利をとったこと、その後FISやヨローッパのレースを転戦、2月16日からドイツのW杯に参戦、4レースに出場し、W杯のランキングが38位だったことを報告し、W杯のドイツ戦で15位、ロシア戦で16位という結果をだしたことは「北京に向けてはかなりオリンピックに近づけたのではないか」とした。

続いて須貝選手がスライドや動画を見ながら報告を行った。
11月25日、ピッツタールで行われたECでW杯の権利を獲り、12月、1月、2月とヨーロッパ各国でレースを転戦、2月14日からドイツ、ロシアのW杯に参戦をし、3月2日に帰国。帰国後の鹿島槍での2試合に出場、FIS長野鹿島槍カップで3位、全日本スキー選手権大会では優勝をした。2018/19シーズンでは優勝3回、2位が2回、3位が3回で計8回表彰台にあがったことになる。

ピッツタールのレースはW杯の選手が集まってくる大会ですごくレベルは高かったが、1ヶ月前から同じコースでで練習をしていてアドバンテージがあった。
W杯の出場権利を獲得はしていたが、経験を重ねるために1月中は一つ下のカテゴリーのFISやECの大会に出場した。ここでのFIS戦で2勝し、ECで3回表彰台にあがった。9レース中5レースでビッグファイナルと呼ばれる4人に入ることができ十分な経験を積むことができたので、ドイツ(フェルドベルグ、2月14日〜)、ロシア(サニーバレー、2月21日〜)で行われたW杯4戦に参戦し、ドイツで15位、27位、ロシアで16位、36位という結果だった。
【動画】W杯ドイツ・フェルドベルグ大会第1戦1/8ファイナル(2019.02.16)
(ATOMIC公式ページより)
※須貝選手は黒のウエアに緑のビブ

今シーズンは遠征ごとに1つづつテーマを決めて、課題をクリアしていった。1番の課題は2つの連続ウエーブを飛び越しての着地で、高く飛び出てしまってランディングも遠くまで飛んでしまって傾斜を使えず加速ができないことが1番難しい部分だった。
今後はランディングの合わせ方、ウエーブの処理の動き、この2つを来シーズンの課題として取り組むとした。

ECで成績が出なかったときに他国の選手に一緒に滑ろうと言ってもダメだと言われたが、成績がでてくると今度は向こうから滑ろうと言ってくるようになったことや、2月のECの頃から、代表4人で経費を分担して板の手入れをしてくれるサービスマンを雇ったころからコンディションを整える時間ができて、すごくやりやすくなったことなどを話した。

北京五輪までの4年計画を大幅に見直した

須貝選手はシーズンを振り返って「手応えはすごく感じた」とし、「ターン技術では他の選手に負けない」と感じている。
2018/2019シーズンの目標を10月の報告会では世界ランキング80位としていたが、結果は38位と大きく前進したため、4年計画を2019/2020の同50位を同8位、2020/2021の同32位を同4位、2021/2022の同10位を同1位と大幅に見直した。

来シーズンは、8月の南半球への遠征、9月のスイス遠征、11月にシーズンに入り、ピッツタールでのECからレースが始まり、すべてのW杯(10〜13戦)に参戦するとスケジュールを発表した。

報告会終了後にはビンゴ大会をして、須貝選手が用意したワックスやアトミックの帽子などをプレゼント。会員からは、来場者に寄せ書きをしてもらった色紙を須貝選手に贈った。

来期は表彰台が目標

報告会終了後の囲み取材で、「どうすれば優勝できるか、道も見えてきた。戦っていく自信になった」と自信を示し、来シーズン目標の8位以内について、「アベレージで2回戦の突破」をすることが8位以内に入ることで「必然的に決勝の4人に残ることも見えてくるし、表彰台も見えてくる」ことから「来期は表彰台が目標」だとした。

金メダルもW杯総合優勝も

北京大会のオリンピックイヤーとなる4年目の目標を世界ランク1位としたことには、「オリンピックの金メダルもそうだが、W杯シリーズ総合での世界一も目指す」と宣言した。

須貝龍選手2018-19シーズンの結果
日付 会場 開催国 カテゴリー 順位 FISポイント
2018 08-16 Falls Creek オーストラリア ANC 4 80.00
08-17 Falls Creek オーストラリア ANC 7 57.60
09-04 Mount Hotham オーストラリア ANC 3 66.00
09-05 Mount Hotham オーストラリア ANC 4 55.00
11-24 Pitztal オーストリア オーストリア選手権 24 25.20
11-25 Pitztal オーストリア ヨーロッパカップ 10 130.00
12-17 Reiteralm オーストリア FIS 7 57.60
12-18 Reiteralm オーストリア FIS 5 58.50
2019 01-06 Val Thorens フランス フランス選手権 9 104.40
01-11 Villars スイス ヨーロッパカップ 25 17.40
01-17 Val Thorens フランス ヨーロッパカップ 14 36.00
01-18 Val Thorens フランス ヨーロッパカップ 2 160.00
01-19 Val Thorens フランス FIS 1 200.00
01-24 Lenk スイス ヨーロッパカップ 10 57.20
01-25 Lenk スイス ヨーロッパカップ 3 132.00
01-26 Lenk スイス FIS 1 140.00
01-31 St. Francois Longchamp フランス ヨーロッパカップ 36 5.12
02-10 Grasgehren ドイツ ヨーロッパカップ 2 288.00
02-14 Feldberg ドイツ W杯予選 10
02-15 Feldberg ドイツ W杯予選 14
02-16 Feldberg ドイツ ワールドカップ 15 160.00
02-17 Feldberg ドイツ ワールドカップ 27 45.00
02-21 Sunny Valley ロシア W杯予選 30
02-22 Sunny Valley ロシア W杯予選 36
02-23 Sunny Valley ロシア ワールドカップ 16 150.00
02-24 Sunny Valley ロシア ワールドカップ 36 19.70
03-14 鹿島槍 日本 FIS長野鹿島槍カップ 3 120.00
03-15 鹿島槍 日本 全日本スキー選手権大会 1 200.00

※FIS公式サイトの資料より作成
※※ANC=オーストラリア・ニュージーランドカップ(Australian New Zealand Cup)

報告会の様子

2019年3月24日(三条東公民館)

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