第4回三条リレーマラソン
優勝はJYT(中越高校陸上部OBチーム)
マラソンの世界記録に挑戦するリレーマラソンが三条市で開催され、16チームが参加してハーフマラソンの記録に挑んだ。
優勝は中越高校陸上部OBのJYTチームで、世界記録まであと560メートルだった。
8月4日、三条・燕総合グラウンド陸上競技場で三条市陸上競技協会(藤田五郎会長)主催の「第4回三条リレーマラソン」が開催された。大会は三条・燕総合グラウンドがラバー仕様の全天候型となったのを記念して、一般の市民の方からも走ってもらいたいと2015年に始まったもので、今年で4回目。
酷暑のためハーフマラソンに変更
フルマラソン(42.195km)をチームで走り世界記録(2時間2分57秒)に挑戦する予定だったが、連日の酷暑のなか三条市からの指導もありハーフマラソンに変更となった。
ハーフマラソン(21.0975km)の世界記録はゼルセナイ・タデッセ選手の持つ58分23秒。4〜10人のチームで、58分23秒以内に21.0975kmを走りきれば挑戦は成功となる。
陸上小学生クラブの三条ジュニアや中学生チーム、三条市消防本部や毎年バナナの被り物で大会を盛り上げているチームなど16チーム、136名が参加。
開会式で捧勲実行委員会会長が「決して頑張らないでください。余力を残して完走してください」とあいさつをし、午前9時にスタートした。
熱中症予防の万全の体制
グラウンドコンディションは午前8時40分で気温29度、湿度56%。
主催者は熱中症予防のために、バケツに氷水を用意して走り終えた選手の頭や首筋にかけたり、大型扇風機や塩あめ、塩などを用意し万全の体制。総合グラウンドが設置した簡易ミストを出しっ放しにしたり、保険も熱中症が対象に加わったものになった。
優勝はJYT
チーム内で交代は何回でもOK。ほとんどのチームが1周400メートルでランナーが交代。1周400メートルを70秒ペースで走ると世界新記録。
チームメイトたちは「ここから、ここから!」、「もう1周いけー」、「ラスト、ラスト、ガンバー」、「あと半分だぞー」、「俺たちの旅はまだ始まったばかりだぞー」、「上半期ナンバー1の笑顔みせてー」、「最後、笑顔でゴール、笑顔でー!」などと応援をしていた。
優勝したのは中越高校陸上部OBの大学4年生と2年生の5人でチームを組んだJYT。全員が県高校駅伝優勝を経験していて、3000メートル障害のインターハイ決勝者や競歩で県1位の選手もいる。
走った総距離は20.5375kmで、世界記録まであと560mだった。
代表の岡田瑞生(21)さんは「今回久しぶりに集まった高校の仲間たちだったが、三条の大会に強い選手が集まってくれて三条が盛り上がって活性化にもつながる。メンバーに感謝したい。楽しめたのでよかった」と喜びを語った。
大会結果
大会の様子
2018年8月4日(三条・燕総合グラウンド陸上競技場)
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