【空手】「日本一ぬるい道場」を目指す心優会館から、小学生空手日本一に!

第34回全日本空手道選手権

小学生男子高学年の部で穂苅海香選手が優勝

日本全国から190道場が参加した第34回全日本空手道選手権が9月24日、東京都墨田区総合体育館で開催され、防具付部門(顔面パンチ有りの直接打撃ルール)小学生男子高学年の部で三条市のスポーツ少年団心優会館渡邊道場に所属する穂苅海香(うきょう)選手(燕西小5年)が優勝し、小学生空手日本一に輝きました。

「日本一ぬるい道場」を目指す道場

穂苅君が練習をする心優会館(渡邊毅巳(たけし)代表)は「日本一ぬるい道場」を目指す道場。とても内気だった穂苅君が入門したのは3年前。入門当初は「女の子だと勘違いするくらい大人しかった」(渡邊さん)穂苅君が日本一になった練習は、学校の休み時間のような楽しさ。百均ショップで買ったスポンジを使ったドッジボールやサッカーをやったり、新聞紙を折ったり広げたり揺らしたりするのを体全を使って真似したり。そんな空手の練習?というような練習が1時間半も続きます。空手の技の練習をするのはわずか20分程。初めて練習をみた父母が「この練習で強くなれるんですか?」と驚く。

楽しいとたくさん練習できる

物心つく前から父・洋司郎さんから指導を受けた渡邊さんは、空手ワールドカップ軽量級で優勝したことも。「化け物のような外国人達と戦い続けた」渡邊さんは、「厳しい練習を死ぬほど積んだから勝てるという甘い世界じゃない」という考えに到達。では、どうすればいいのか?苦しい練習ばっかりしてたら楽しくない、楽しい練習をすれば興味が湧いて強くなって勝てる。「楽しさを追求していったほうが勝てる!」と考えるように。楽しい練習をすれば、あんまり強くない子、積極的でない子も続けることができる。楽しく練習をすれば空手に興味が湧いて、興味が湧くとたくさん練習をするようになり強くなっていく。
できない子の問題の一つは「運動能力を鍛えていないから」だとし、運動能力を上げるために行う練習がスポンジを使ったドッジボールやサッカー。運動能力を上げることで、空手の動きをするための土台を作っています。
新聞紙を使った遊びは、「見よう見まね」の能力を向上させるトレーニング。視覚情報を脳で瞬時に処理して動作として表現する。この能力の高低が、ジュニア年代では技術の精度に大きく影響すると渡邊さんは考えています。
学校の休み時間のようでいて、しっかりと考えられたトレーニングを楽しく行っていることが、強さの秘訣といえそうです。

「あんまり強くない子」のための道場

空手日本一の穂苅君の入門当時は「笑顔で話しかけてくるようになるまで半年近くかかった」ほどの極度の引込み思案で、渡邊さんは「卒業するまでに元気になってくれれば」と考えたくらい。
穂苅君に得意技を聞くと「右ハイキックと左フック」、大会には「1回戦突破できればいいかな」という気持ちで場所慣れのため出場したもの。優勝したときの気持ちは「あ、勝ったんだ」。「練習は楽しい」と話し、キャプテンとなった今は大きな声で練習の声かけもします。練習の中にはエビや引き、しぼりやむかでといったかなりハードなフィジカルトレーニングもありますが、それも「やり方がわかれば、そんなにきつくない」と淡々としたもの。「うちの練習、結構きついんですけど」と渡邊さんがいうトレーニングを、他の子供達も楽しそうに行っています。
でも渡邊さんの一番の願いは「とにかく楽しく空手を続けること」。そのために、いつも楽しい練習を考え、「1回の練習で5回は大爆笑」させることを考えていると話します。
心優会館は毎週土曜日の午後3時30分~5時30分、三条市下田体育館武道場で練習を行っています。見学は自由にできますが、休みの日もあるのでメールで連絡を。
連絡先メールアドレス okinawagoujyukai@yahoo.co.jp
心優会館のホームページ http://s.maho.jp/homepage/8ab980i6c057e5a4/

心優会館の練習の様子

2017年10月28日 三条市下田体育館武道場


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